memo

○東京の平穏 ◇昨日、テレビの報道で仰天した友人知人が心配しメールや電話やらをくれた。テレビは大袈裟で歩きで帰宅したが街並はいたって普通、家も本が散乱した程度で被害最小の旨それぞれ伝えた。 本日、食料の買い出し。開店したばかりの八百屋はいつも…

○iPodの同期不全とその復旧 通勤や走りのお伴のiPod touch。電池減るとMacと繋いで同期および充電する。この同期がくせ者。ごく稀にMac側のiTunesのiPod同期メッセージがグルグル状態になる場合がある。 その際ボクは、Mac側iTunesを強制終了後再度立ち上げ…

○居直りと邁進 ー 岡崎勝世「聖書vs世界史」読了 (講談社現代新書 ISBN:9784061493216) とあるつけ麺屋のカウンター。あの日、ボクは声を聴いた。 つい先日、地元で人気上々のつけめん屋にワザワザ列に並んで食べてみた。全然旨く無かった。むちむちの太麺…

○中年ランナーの愉悦 走りがブーム。TBSラジオの「荒川強啓のデイキャッチ」を聴いていたら、荒川さんがそんなコトを喋っていた。 国がデブをメタボと言い換え、自己管理できない能無しと焚き付けたのが功を奏したのか、走りはいつの間にかオシャレでイケて…

○トンデモ史観にも五分の魂 ー 岡崎勝世「聖書vs世界史」(講談社現代新書 ISBN:9784061493216) 岡崎勝世「聖書vs世界史」読み中。 聖書に書かれていることはホンマことや!という前提で西欧の歴史は編まれてきたというハナシ。神話も寓話も事実もごちゃ混…

○鼻息、ため息、青天の霹靂。ー 斎藤慎一「戦国時代の終焉「北条の夢」と秀吉の天下統一」感想 最近夜走っている。食事制限式ダイエットがあまり効果ないので、運動での体脂肪燃焼に踏み切ったのだ。 「走る」と言っても、飛脚のように飛ばすわけでない。ウ…

○M-1雑感 ー 漫才を背負って立つこと 師走の風物詩になった感のあるM-1、26日の昨晩その幕を閉じた。M-1が終わった今、来年以降迎える年の瀬の自分、その情景をボクは上手く想い描くことが出来ない。要するにボクにとってM-1は年末恒例のスペシャル特別な…

○有終の美を飾るのはどのコンビ!?最後のM-1、漫才革命の生証人になれ! M-1前/M-1後ではガラっと空気が変わった。 コントや落語、手品、漫談などスタイルをごぼう抜きにするかたちで漫才が一躍演芸の花形になった。ヤスキヨやB&B、ツービートらが大活躍…

○おお!12月27日(月)クレイジーケンバンドの横山剣&小野瀬雅生がTBSラジオに光臨!!!イイネっ!http://www.tbs.co.jp/radio/topics/201012/002718121000.html AMABOWL EAS 枡田絵理奈の横浜物語 イイネ!ハマボールイアス クレイジーケンバンドスペシャ…

○柳家権太楼「鰻」を聴く 落語「鰻」は太鼓持ちの噺。 芸人というと昨今は漫才やコント、モノマネなどを披露するそれを指すが、かつて花柳界にも生息した芸人もいた。太鼓持ちとはお座敷芸人で、芸者をあげてのお座敷遊び、その盛り上げを生業の男を指す。今…

○柳家権太楼「青菜」感想 柳家権太楼「青菜」を聴く。 「青菜」は植木屋夫婦のハナシ。ほぼコントのつくり。 ある日植木屋は、出入りの大店の主に縁側で酒をごちそうになる。植木屋、その際聞いた大店夫婦のやり取り、機智に富む言葉遊びに強く感銘する。帰…

○バス、乗り降りの人生 十年くらい前のちょうど今時分、NHK教育で趣味講座のPR番組があった。 いやPR番組と言い切るにはちょっとアレで、まぁそれ自体がよく出来たドキュメンタリーだった。 この番組、一般の人たちが一台のバスに乗り、陶芸や絵手紙、蕎麦打…

○信長のスマートフォン、孫の火縄銃・アップルと組めなかったドコモ “待ちに待った”Xperia発売 3月27日18時47分配信 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000542-san-bus_all スマートフォン(高機能携帯電話端末)市場で、NTT…

○噺家ダークサイド - 柳家小さんの漆黒の芸風 CD「花形落語特撰~落語の蔵~/(五代目)柳家小さん」より、「試し酒」を聴く。 酒の席、客の近江屋の旦那が大店の主相手に、供の久造は一度に五升呑むと信じ難い酒豪伝説を披露する。面白がった大店の主は、ホント…

○平成版「違いがわかる男」は誰? http://jp.nescafe.com/goldblend/ ネスレがインスタントコーヒーブランド・ゴールドブレンドのアノCMを復活させるらしい。 そう、 「違いがわかる男」CMである。ちなみにネスレは当時ネッスルと名乗っていた。 「違い…

○角川の欠本補充おばちゃんが、こういう板状端末持ってなかった?Apple、iPad発表しましたな。 http://www.apple.com/ipad/ 出版データ販売という機能にアジャストしたデカイiPhoneという印象。 うーん、なんかピンと来ないな。近い将来、iPadに新聞データを…

○菊地成孔サイン会情報 http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201001/20100129.html ■2010年1月29日(金) 19:00〜 ■会場:青山ブックセンター六本木店 店内2階■ご参加方法:2010年1月9日(土)朝10時より、青山ブックセンター六本木店にて、『ユングのサウンド…

○大胆不敵な不正解 - 春風亭柳好「青菜」感想 「ビクター落語 三代目 春風亭柳好 青菜、他」より「青菜」を聴く。植木屋とその女房がハイソごっこをするハナシ。 得意先の大店(おおだな)、主と奥さんのやりとりに感銘した植木屋は、帰宅するや否や嫁も巻き…

○肉食系噺家 「五代目柳家小さん 花形落語特撰~落語の蔵~」より、「首提灯」を聴く。 小さんというと、永谷園のインスタントみそ汁のCMのイメージなんだが、全然ちがった。 肉バリバリ食ってるな、って感じ。得体の知れない気力が漲っている。 かといってさ…

○みちくさ市で買う ー 堀井憲一郎「落語論」感想 さいきんラジオで堀井憲一郎さが落語についてしゃべったりするの聴いていた。そんな矢先、ぷらっと出掛けた鬼子母神商店街の古本市イベント「みちくさ市」の箱のなかに、「落語論」を発見。購入した次第。 落…

○さよなら 円楽 朝テレビをつけると、円楽の追悼を民放各局でやっていた。どのチャンネルかは忘れたが、円楽が引退を決断する高座を追ったVTRを流しているやつをザッピング止めて観た。 そのなかの稽古場面。当人は往時の自分のDVDをテレビモニターに大映し…

○水底のテクスト ー おなかゆるい日の「私」 朝は調子があがらないタチだが、今朝は寒気がし、いやな予感がした。予感の悪寒。 出勤し、午前中はぼちぼち。が、昼過ぎから腹の塩梅に暗雲が。。。 トイレに駆け込むこと数回。仕事がはかどらない。やはり休め…

○馬円楽、死去 http://www.asahi.com/obituaries/update/1030/TKY200910300281.html 円楽が亡くなった。 今、この記事を書きながら前田憲男とプレイボーイズ「円楽のプレイボーイ講座 12章」を聴いている。追悼だ。 落語家としては鈍臭いイメージがある。泣…

○戦略としての「下手っぴ」 「春風亭昇太1「権助魚」「御神酒徳利」-「朝日名人会」ライヴシリーズ29」。冒頭に別録りされた昇太自身の演目解説があって、それがよかった。 昇太の師匠は柳昇。最初っから新作をやりたくての師匠選びだった模様。しかし、師匠…

○馬生、鳴らないラッパ、境地 「決定盤 十代目 金原亭馬生 落語集」より、「笠碁」を聴く。 悠々自適な大店の旦那同士が囲碁に凝り、ヘボなりに楽しむさまを描いたもの。ずいぶん打っているのに上達しないのは「待った」のせいだということで、「待った」な…

○へたくそ、計算づく、無理矢理 「決定盤 十代目 金原亭馬生 落語集」より、「茶金」を聴く。 「茶金」は、道具目利きの茶屋金兵衛と粗忽な油売りのハナシ。上方落語でいう「はてなの茶碗」。馬生はあまり巧い噺家ではない。おそらく馬生自身それを知ってい…

○批評、豚まん、聴診器 「枝雀落語大全(36)」より、「義眼」を聴く。 医者の聴診器はコント的な記号だ、というマクラ部分の結論に度肝抜かれる。 テクノロジーの日進月歩めざましい現代社会。医学分野も間違いなく、その恩恵をうけ、病気の早期発見や治療精…

○狐とうなぎ 「NHK落語名人選(22) 十代目 金原亭馬生」より、「王子の狐」を聴く。 馬生という人は、月見草的な落語家だ。親父や弟のような、大輪の花的の個性はないが、ある種超然としたただ住まいが可笑しい。 座布団に座って定番のハナシをお客に聴かせる…

○奥様という理想、嫁という現実 「枝雀落語大全(8)」収録「青菜」を聴く。 噺は、仕事先の大家(たいけ)の主人と奥様の上品なやりとりに感動した植木屋が、嫁動員で「大家ごっこ」をやるというもの。元々上方の演目らしいが、ぼくは東京の桂文朝バージョン…

○拡散する渥美清、あるいは兵役なき時代のイニシエーション ー 難波功士 「ヤンキー進化論」感想 (光文社新書 ISBN:9784334035006) 渥美清主演の映画「拝啓天皇陛下様」は、ウィキペディアでは喜劇とされているが、今時分の「喜劇」とか「コメディ」のそれと…