2015-01-01から1年間の記事一覧

○言ってることは真っ当。言い方が不穏! − 押井守著「監督稼業めった斬り―勝つために戦え! 」(徳間文庫カレッジ)感想。

◇映画論でも監督論でもなく、監督稼業論というスタンス。 儲けを出してナンボは前提であっても、それだけでは監督稼業はままなン、というスタンス。押井さんが言いたいこと案外まとも。けど、言い方は物騒。 曰く、宮崎駿は「帰って来れない不幸な人」。 曰…

○沈考あそび − 試行錯誤という癖との付き合い方 ◇人は、日々いろんなことを考える。 昼飯何食べるか、明日の天気、今回の人事異動、Sさんのポジションってどういうこと?とか、相撲秋場所、勢関の調子はどうかとか、濱田岳主演の釣りバカで相方のスーさんが…

○部屋とワイシャツとサヨナラインフィールドフライ 木鶏。 中国の故事に由来することば。まるで木彫りのごとく超然とした闘鶏の佇まいを指す。また、それより転じ真の強者の喩えとして用いられる。圧倒的な存在感こそ本質であるという、東洋的な強者のあるべ…

○メロドラマ展開決着。シーズン3の見所って何か? クローリー家の長女メアリーとマシューの恋のゆくえ、それがシーズン2のメインストーリーだった。結局ふたりは、ふつうにゴールイン。メロドラマの王道の王道をゆく帰結だった。まさかのベタさ加減!ドラ…

「ダウントン・アビー2」第7話

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「それぞれの選択」がテーマ。戦争終結のニュース。ダウントンにかつての穏やかな日々が戻ってくる。お屋敷も急ごしらえの病院の任をとき、我が家の感を取り戻す。といっても、戦前と同じでじはない。戦争の傷跡は戦後ダウントンにも深い影を落とす。下僕ウ…