2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

○古今亭 その可能性の中心 ◇録画しておいたテレ朝「落語人」、古今亭菊志んの回をみる。 演目は「祇園祭」。京都人の傲慢なお国自慢に業を煮やした江戸っ子が、何をこん畜生と啖呵をきり、威勢のいい早口で江戸自慢で応酬するのが見せ場。菊志ん当人が己の得…

○オールバックの勇者 ◇岡本太郎展に出掛ける。太郎のサブカルぶりを再確認する展だった。 場所は竹橋の国立近代美術館。太郎太郎の生誕100年という区切りにあたる今年、松尾すずき主演の太郎ドラマやBT、芸術新潮、CasaBRUTUSなどの雑誌で関連特集が組ま…

○体験と語り ◇桑田佳祐の新曲「銀河の星屑」。今に始まったことじゃないが、この曲の歌詞、酩酊状態における釈迦との交流体験がテーマでとにかく馬鹿馬鹿しい。 http://www.sas-fan.net/kuwata_musicman/release/ 泥酔状態。ふらふらの帰宅途中の池の端での…

○牛と読解 ◇「ウサギ牛」、「泥牛」、「ヨモギ牛」、「ソバージュ牛」とか。不味そうなブランド牛の名前考え中。 ◇「風呂上がり」という場面、片岡義男世界の人物は何を飲むか? ◇図書館で小西甚一「古文の読解」。コレは高校時代に出会いたかった本だなとい…

○座布団、座られたログの消去 ◇多木浩二氏、死去。 http://www.asahi.com/obituaries/update/0414/TKY201104140288.html 「生きられた家」の座布団の考察がおもしろかった。つーわけで岩波書店さん、多木さんの現代文庫、追悼重版よろしくお願いします。 ◇Go…

○おやじの遺産、または借金 ◇職場と家の往復のヘビロテは、砂原良徳のニューアルバム「liminal」。良すぎる。 ◇有馬哲夫「原発・正力・CIA」(新潮新書)雑感。第五福竜丸事件後吹き荒れた反核・反米旋風沈静化のためCIAの仕組んだ「原子力の平和利用」の宣伝…

○駒と野心 ◇スタローン熱再燃。思わず「エクスペンダブルズ」をDVD観賞。監督も兼ねるスタローンは俳優としては抑え気味で、それが映画に箔をつけている。 間髪入れず展開されるアクションシーンは圧巻。痛快このうえない。が、それとは別にクリスマス(ジェ…

○犬に罪はない。 ◇録画してた「アメトーク」視聴。「小型犬は家族だ芸人」の巻。冒頭10分で心が折れるツマラナサ。なんのヒネリもない「うちのワンちゃんってカワイイのよ」的親バカトークを順繰りにするという途方もないハズレ企画。 以前から性格や癖、…

○そろそろ「つけ麺」の話をしよう ー ノビるまえに食べる哲学 ◇つけ麺が暴れている。商店街を席巻し、駅地下「のれん街」を闊歩し、246沿いをブイブイいわせている。 スープ偏重時代の終焉。豚骨だ!塩だ!魚介だ!ベジポタだ!と近年のラーメン戦争はス…