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○犬に罪はない。
◇録画してた「アメトーク」視聴。「小型犬は家族だ芸人」の巻。冒頭10分で心が折れるツマラナサ。なんのヒネリもない「うちのワンちゃんってカワイイのよ」的親バカトークを順繰りにするという途方もないハズレ企画。
以前から性格や癖、境遇などのカテゴリーに比べ、バイク好きやガンダム好きなどの趣味系は爆笑を生みにくいと思っていたが、今回改めて痛感。というか、○○好きカテゴリーの場合対象は世間一般から共感を得られないものを選び、それをお題に芸人が話芸駆使でお茶の間を面白可笑しく説得するというのが、番組コンセプトの柱であるはず。なら「犬」を選ぶのちょっとあり得ないミスでないか。
スタッフもスタッフなら、雁首そろえた芸人もどうかしている。「ワンちゃん大好き!」な俺アピールでイメージアップ狙いか?!残念すぎて観るの止めた。爆笑問題田中の狂気漲る猫好きっぷりを見習ってほしい。
◇職場の同僚、碧梧桐(仮名)から大森望責任編集「NOVA」2を返してもらう。東浩紀「クリュセの魚」も気に入っているようだが、ダントツは田辺青蛙。ほぼ手放しの絶賛。俺イチオしの津原泰水の「五色の舟」はぜんぜん琴線にふれなかったみたい。。。
ちなみに碧梧桐、「ハイ・ランダー」や「シシリアン」で主役をやってたクリストファー・ランバートに激似の人。いつか彼主演で矛や盾で闘うスペースオペラを撮りたい。
◇新潮社のPR誌「波」4月号、片山杜秀による連載「未完のファシズム」。今回はその七回目で、新興国日独の陸軍戦術における相互感化を着目。日独軍部の合作ともいうべき「短期決戦+包囲殲滅戦」、その短い春と「それから」について。読ませる。「近代日本の右翼思想」も俄然興味湧く。