○メロドラマ展開決着。シーズン3の見所って何か?


クローリー家の長女メアリーとマシューの恋のゆくえ、それがシーズン2のメインストーリーだった。結局ふたりは、ふつうにゴールイン。メロドラマの王道の王道をゆく帰結だった。

まさかのベタさ加減!ドラマ展開のベタさはもちろんだが、観てる自分のリアクションにびっくりした。毎回ハラハラドキドキ。好きなのに好きと言えないメアリーに本気でヤキモキした。自分のなかのメロドラマ体質を発見し内心のけぞった。シーズン2。わたしにとって、それはは知らない自分に向き合う道程でもあった。

さてシーズン3だ。ふたりが夫婦となった。とうぜん恋の障害物競走的な要素は薄くなるだろう。じゃあ、今シリーズ何にハラハラして見るべきか。たぶん、新クローリー家の家長の船出だと思う。
でも新しい家長はマシューではないと睨んでいる。妻のメアリーこそか家長として描かれるんじゃないか。。。。一見夫婦二人三脚の船出だろう。けど、この新婚夫婦は背負っているものの重さが違う。格段に!

ダウントンに対する愛着とか義務とか、先祖代々の土地とか、貴族の意地とか。そういうもの、一切合財が妻のメアリーの両肩に載っかっている。偶々運命のいたずらで相続人となったマシューにはその重責がない。だから、メアリーを貴族たらしめているのは、ダウントンなるものを背負って立つという気概と言ってもいいかもしれない。。。。

いかん、いかん。妄想しすぎてハナシが反れてしまった。えーっと何が言いたいかいうと、シーズン3はメアリーの家長としての成長が描かれるという予感する。彼女がいかに世の中の趨勢と伝統に折り合いをつけつつ、ダウントンを運営していくか、それが見所になるはずだ。でも、彼女は自身では操舵しないはず。夫を立てるんじゃないか。そばで夫マシュー励まし、ときには叱咤し、またあるときには泣き真似すると予想する。

貴族が貴族らしく生きいにくい時代の到来、新クローリー家の船出もなかなか波乱万丈だろうとワクワクしている。