2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

○セス・ゴードン監督「モンスター上司」感想。 ◇降りかかる災難へのリアクションが笑いを生む。アメリカのコメディが日本でスベるのは、アチラの災難にボクらが共感できないものから。かりに共感できてもリアクションが日本じゃムリだったりする。 けど「モ…

○宮内悠介作「盤上の夜」感想。 ◇「盤上の夜」は、六つの作品が収められた短編集。収録作はすべて囲碁、将棋、麻雀などの卓上ゲームにまつわるもの。 表題作は第一回創元SF短編賞(山田正紀賞)受賞。というけど、この短編を読んだ印象としてが、宇宙とか…

○石井裕也監督「舟を編む」感想。 ◇「舟を編む」は、辞書作りの現場を取材し一人の編集者の人間的な成長を描いた作品。伊丹十三監督の「たんぽぽ」、「マルサの女」、「スーパーの女」あたりを彷彿。業界バックヤード的な「あるある」を織り交ぜつつ、手堅く…