baseball

○沈考あそび − 試行錯誤という癖との付き合い方 ◇人は、日々いろんなことを考える。 昼飯何食べるか、明日の天気、今回の人事異動、Sさんのポジションってどういうこと?とか、相撲秋場所、勢関の調子はどうかとか、濱田岳主演の釣りバカで相方のスーさんが…

○部屋とワイシャツとサヨナラインフィールドフライ 木鶏。 中国の故事に由来することば。まるで木彫りのごとく超然とした闘鶏の佇まいを指す。また、それより転じ真の強者の喩えとして用いられる。圧倒的な存在感こそ本質であるという、東洋的な強者のあるべ…

○日ハム、赤田将吾が任意引退。 ◇赤田引退。ちょっとショック。三十四歳。年齢を考えると、仕方ないかなと思ったりも。 でも、やはり花形めいた西武時代を考えると、この引退は早すぎる。やっぱり。 彼は期待の若獅子だった。内野、守備の要である二塁という…

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○ドラマ版「弱くても勝てます」、思ってたのと違う!嵐の二宮くん主演ドラマで話題沸騰中の「弱くても勝てます」。原作本扱いの同タイトルは、開成高校の野球部を取材したノンフィクション。 開成高校といえば、東大現役合格率トップとか。すごく頭のイイ学…

○トンビも工夫次第でタカになる! − 東尾修著「ケンカ投法」感想。 ◇絶妙なコントロール、シュートとスライダー、曲がらないカーブ、緩いの二つ投げて3度目はクイックの牽制でランナーを殺す等など。現役時代の投球術、工夫エピソード満載。とにかく転んで…

○模倣と推理。 ◇ジョギング。毎日走るのはシンドイので、だいたい週4回ペース。 走る前のストレッチも結構しっかりやるようにしてる。健康のために始めたジョギングで、怪我したら元も子もないから。走った後、再度ストレッチ。ときたまシャドーピッチング…

○権藤博著「教えない教え」感想。 (集英社新書) ◇本書は、権藤流のボス論。上に立つ者のあるべき態度を説いたもの。管理職に昇進したばかり、部下にどう接していいか迷い中の「新米上司」向けの内容。 監督と呼ばれるのが嫌いで選手やスタッフから「権藤さ…

○武田勝という醍醐味。◇日本ハムファイターズの武田勝は面白い投手だ。3年連続の二桁勝利(2009〜2011)。今期は味方打線がアレで、5勝と勝星はさほどだが、1.87という防御率を誇っている。立派なものだ。 彼の活躍を眺めていると、ピッチャーがボ…

○ 内なる投手 - 江夏豊著「エースの資格」感想。 (PHP新書) オレは子供のときのイメージを大切にしている。自分が子供のときってどんな人がカッコよかったのかなって考えているわけですよ。そのカッコよかった人を実践したい。今の大人になった自分で。 上に…

○投低打高の時代。 ◇飛ばないとされる統一球も結局は打てるようになる、とノムさんがその著書「野村の見立て」に書いていた。 理由は、ピッチングマシーンの普及。アレでどんどん練習していけば、プロで飯食ってる連中なら打てるようになるのも時間の問題と…

○散歩の効用◇対楽天戦(クリネックススタジアム宮城)、3−4。サヨナラ負けにクサクサして千駄木まで散歩。千駄木を選択したのはミスド。この夏の新基軸、冷やし焼きドーナツなるものに心動かされたから。 無事冷やしや焼きド購入した後、カフェ併設の古本…

○贔屓のチームと心の安定 ◇ボクの贔屓チームはオリックスバフォローズだ。去年たまたまオリックスの試合をテレビで観て魅了され、バファローズファンのボクが誕生した。 今期専らテレビ観戦だが中継がある場合、ほぼ欠かさず観ている。 プロスポーツの贔屓チ…

○数字とプレゼン ー 小野俊哉「プロ野球解説者の嘘」感想。 ◇プロ野球シーズン真っ盛り。お茶の間でテレビ観戦してると、解説のプロ野球OB解説者は、往々に自身の経験則をべらべら捲し立てている。連中は野球は上手かったかもしれないが喋りはスブの素人だ。…

○打ち損じ志向 ◇録画していた「Get Sports」を見る。目当ては石川雅規(東京ヤクルト)。世の中的にはダルビッシュが希代の名投手として注目の的だけど、ボクのような投手ファンの琴線にふれるのは、石川のような見た目地味だが、きっちり結果を残す投手のほ…

○変化球栄枯盛衰。 ◇週刊ベースボール買う。特集は「魔球大全」と銘打ち、杉内、ダル、田中将大、西勇輝などなど、球界を代表する投手の変化球の握りや投げるこコツを本人に直撃取材というもの。 三振も奪れる球種ということか、杉内と西はチェッンアップ、…

○パッと見、分かりにくい怪物。 ◇石川雅規「頭で投げる。」(ベースボールマガジン新書)読み中。 石川はプロ野球選手。東京ヤクルトスワローズのエース。シンカー、カーブ、チャンジアップ、スライダーなど多彩な変化球を操る技巧派左腕。公称167センチ…

○新沼は反省しなさい。 ◇昨日の対横浜戦、5−2で勝利。オリ先発のフィガロは制球にやや難があったものの及第点の出来。終わってみれば、3点差の快勝のようだが、実際は相手チームのミスにすくわれ拾った一勝という印象が強い。 五回の攻防、それがこの試合…

○斎藤佑樹が持ってないモノ ◇図書館でリサイクル扱いの週刊ベースボールを貰ってくる。今年の1/3号、特集は「球界"移籍”ストーリー」と題し、悲喜こもごもの球界トレード史を振り返る。巻頭インタビュー岩村と森本。セ・パのバランスをとりつつ、旬をとらえ…

○日本シリーズ雑感 ー ベンチワーク流用の野球解説 第三戦は、中日打線がアンダースロー王子(?)こと渡辺俊介の術中にハマり、7−1でロッテが獲った。 そして本日の第四戦、ロッテ唐川対中日山本の対決となった。が、その先発ふたりが踏ん張れず、ゲーム…

○日本シリーズ雑感 ー 先発完投主義の死、2010年、パリーグにおける「和」の野球登場 10月30日、東京キー局の地上波のテレビ中継ないまま火蓋が切られたロッテvs中日の日本シリーズ第一戦は、中日のエース格・吉見投手のまさか!の不出来がひびき、5ー…

○ドラフト雑感 ー宮國よ、1億積まれても行くな! 成田高校の中川や中大のキャッチャー鮫島の指名がなかった。残念な結果だが、ここで下を向いちゃいかんのだ。全然胸張っていこう!で、もう一度どんな選手を目指すのか自問自答してみよう。そこから戦略を立…

○岡田彰布、あるいは華あるマイナス思考 ー 岡田彰布「動くが負け - 0勝144敗から考える監督論」感想 (幻冬舎 ISBN:9784344981782) 「岡田監督」と云えば世間的には、アノ「岡ちゃん」こと岡田武史サッカー日本代表前監督を指すのかもしれない。けどボク…

○井口資仁「 現代野球で最も複雑で難しいポジション」 (幻冬舎 ISBN:9784344981751) 「井口ってメチャメチャ頭いい奴なんだなぁ」 ってのが、ため息まじりの一読してのボクの感想。 甘いマスクで野球が上手くって、頭がイイ!。。。、、もう非の打ち所なさす…

○達川の痛恨、藤田の叱咤 ー 赤坂英一「キャッチャーという人生」感想 その2 (講談社 ISBN:9784062157353) 91年。広島カープは西武と日本一をかけて戦った。86年の同じ西武とのシリーズ、日本一まであと一歩のところで敗れた達川にとってリベンジを果たす…

○行間から春の匂いがする ー 赤坂英一「キャッチャーという人生」感想 新聞、テレビ、ラジオなどのマスメディアは、ボクも含む野球ファンに日々の試合結果と殊勲選手の勇姿を届けててくれる。時と場合によっては、一面を大きく割き、デカデカとその活躍を祝…

○スローなカーブにしてくれ ー 座右の銘決定 先の日本シーズ第二戦、ダルのピッチングはカーブ主体。それもスローカーブ。ゆるいやつ。裏をかかれた巨人の重量打線はキリキリ舞い。完全手玉にとられた。勝利後のダル取材によると、去年日本シリーズの岸の活…

○ダルの時代 日本シリーズ。第一戦は、3−4で巨人に軍配。 ホームで初戦を落とした日ハムは、連敗は是が非でも回避したい。ただ、絶対的エース・ダルビッシュが腰あたりに故障をかかえ、それが芳しくないというニュースはネットやテレビなどのメディアで流…

○野村克也。あるいは、生まれながらのツイッター ・楽天米田代表、来季監督「ノーコメント」 http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/npb/120091004124.html?fr=rk 偉大なるボヤキ、ここにあり−。ノムさんが楽天を球団創設5年目で初めてクライマック…

○果てしないチューンナップ魂−山本昌「133キロ怪速球」感想 (ベースボールマガジン社 ISBN:9784583101699) 一読、「冷たい」印象。 著者は中日ドラゴンズ・山本昌(44歳)。去年通算200勝を達成するなど数々の最年長記録を塗り替え中のリーグ屈指の左腕…

○解説の川崎憲次郎、肥え過ぎ テレ東のスポーツ・ダイジェスト番組「neo sports」を見る。気になるゲームはセパ交流戦、西武対読売。 先発は西武・岸、読売は東野。 巨人サイドは、完全岸のカーブに的を絞った攻撃っぷり。西武バッテーリーはそんな相手打線…