○信長のスマートフォン、孫の火縄銃

・アップルと組めなかったドコモ “待ちに待った”Xperia発売 3月27日18時47分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100327-00000542-san-bus_all

スマートフォン(高機能携帯電話端末)市場で、NTTドコモが“リベンジ”に燃えている。ソフトバンクが米アップルの「iPhone(アイフォーン)」で独走する中、4月1日に“対抗馬”の呼び声も高い新機種「Xperia(エクスペリア)」を発売する。かつて販売権の獲得競争でソフトバンクに敗れたアイフォーンとの因縁の対決となるだけに、ヒートアップは必至だ。

ボクもドコモケータイ利用者ですが、全然待ってませんよ、ドコモのスマートフォン。アツくなるどころか、逆に醒めてます。
いくら端末がスゴい高性能でも料金設定に魅力にとぼしければ、ボクは意味がないと思っています。
ドコモに対するガッカリ感は、投入機種スペックへの過信で、料金設定に攻めの姿勢がまったく感じられない点だと個人的には思います。上の記事でも料金体系についてなんもアナウスがないこともドコモ的屁っぴり腰の露呈と言えなくもないでしょう。
良くも悪くもソフトバンク孫さんはワンマンで、アホのように猪突猛進します。iPhone商売における経営判断の速さが尋常でない。ドシドシと仕掛けるし、効果薄だと分かれば、直ぐ修正してくる。この辣腕的鼻息ぶりには、リスペクトせざるをえません。ボクは彼にさほど好感を抱いてませんが、孫式の即断即決な手腕。他所の顔の見えない社長さんが逆立ちしても真似できないんじゃないか?という気はします。
なぜ孫さんはiPhone商売にメチャメチャ前のめりなのか?
モバイル常時接続時代の予感です。
孫さんは、iPhoneにモバイル常時接続時代の到来を鋭く直感したのだと思います。家や会社のインターネットが定額で常時接続サービスが当たり前なった今、常時接続のフロンティアは、まさに「外」なのです。つまりパケット量に課金するようなコレまでのケータイキャリアの商売モデルは、風前のともしびというべき状況なのです。
だから勃発直前のスマートフォン戦争とは、次世代の覇権をめぐる前哨戦といえるでしょう。果たして次世代、モバイル常時接続時代の覇者は誰なのか?くだんの記事は以下のように締めくくられます。

 通信会社、端末メーカーに加え、アップル、グーグル、MSの米IT3強が入り乱れた覇権争いは、これからが本番だ。(西川博明、飯田耕司)

え?MSは完全アウトじゃ?。。。。あ、大切な広告主へ配慮ですね。記者さんの実直な愛社精神がまぶしいです。
ま、新聞をいちいち真に受けてるようじゃ株で儲けなんて出ませんってことですね、はい。