○有終の美を飾るのはどのコンビ!?最後のM-1、漫才革命の生証人になれ!


M-1前/M-1後ではガラっと空気が変わった。
コントや落語、手品、漫談などスタイルをごぼう抜きにするかたちで漫才が一躍演芸の花形になった。ヤスキヨやB&B、ツービートらが大活躍したかつてのブーム期でも、漫才って形式にメジャー感はなかったとように思う。
そういう意味でM-1は、演芸界においてエポックメイキングなイベントだったと思う。
実際、誰それのツッコミ語彙の豊富さがハンパない!とか単に面白い!ゲラゲラでない分析的な漫才リタラシーが人口に膾炙したのもM-1以降のことでないか。
笑い飯、ボケを交互に繰り返すことでイリュージョンを巻き起こす芸風で愛されているコンビ。彼らの漫才が評価されるのもそうした巷の漫才リタラシー向上と無縁ではないだろう。というか、まさに笑い飯こそM-1以降の漫才を象徴するコンビだと言えるかもしれない。
最後の最後、笑い飯が優勝でM-1の幕を引くという綺麗な絵を想像しないでもない。けどボクは違う展開を予想したい。ナイツ?あはは!銀シャリ?ノーサンキュー!ピース?チャンチャラ可笑しいゼ!
俺はスリムクラブの一点買いだ!