2004-01-01から1年間の記事一覧

○「文學界」12月号、タツル新連載「私家版・ユダヤ文化論」 http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/ ニッポンの小説 高橋源一郎 小説はほんとうに「終わった」のか !? 近代文学百年の歩みを検証する私家版・ユダヤ文化論 内田樹 「ユダヤ人」とは誰なの…

○武田徹的には、今年のノンフィクションの収穫は、鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二「戦争が遺したもの」( ISBN:4788508877)らしい。武田氏は、「<核>論」の著者として、私本屋時代ちょっと気にしていた。 昨日、退屈男さんからコメントを頂戴して、 http…

○退屈男さんが「好きな文庫5冊選ぶ」という遊びをやっている。 http://taikutujin.exblog.jp/1404581/ で、俺も選んでみた。◇小林信彦「日本の喜劇人」 ◇スティーブンソン「バラントレーの若殿」 ◇チェスタトン「奇商クラブ」 ◇吉目木晴彦「魔球の伝説」 ◇…

○Dear Catherine. http://www.fmstar.com/movie/c/c0035.html親愛あるキャサリンへ 宮さんの「ハウルの動く城」を観に来ました。本編の前に「ターミナル」近日公開の告知で貴女がトム・ハンクスと共演するのことを知りました。 私は貴女の出ている映画をひと…

○ノンフィクションはなぜ書かない? http://www.miyadai.com/index.php?itemid=218 白川さんのウェブページへのリンクを出来るだけ拡げていただければ幸いです。どうせ警視庁記者クラブの「ケツ舐めマスコミ」は報じないでしょうからね。 ケツ舐めマスコミ!…

○宮崎駿「ハウルの動く城」婆さん二人による一人の男を巡る争奪戦がこの映画の基調にある。 一方の婆さんは男の心臓を欲しがり、もう一方は忠誠を要求する。だから、荒地の魔女は強欲の化身であり、彼女は老齢であるがゆえに、<若さ>を渇望する。彼女の魔…

○重松清「スポーツを「読む」記憶に残るノンフィクション文章読本」 (集英社新書 ISBN:4087202682) 最初本屋で手に取ったときスポーツノンフィクションの古臭いブックガイドかと思ったが、違った。端的に言えば「このスポーツノンフィクションライターがす…

○売れっ子タツルの刊行予定 http://blog.tatsuru.com/archives/000558.php 来年刊行予定の単著は 『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)と『私家版ユダヤ文化論』(文春新書)の新書二冊。 対談本がたくさん予定されている。 『14歳の子供を持つ親のため…

○棚向こうの80年代東京ランダムウォーク六本木ストライブハウス店の渡辺さんのWeb本の雑誌連載日記 第23回-(2) 2003年1月△日より引用。 http://www.webdokusho.com/koushin/watanabe.php?f_start_number=6 先日、書店経験のある知人が言っていた。「棚をつ…

○川上弘美「ゆっくりさよならをとなえる」 (新潮文庫 ISBN:4101292337)左投手が投げる姿はどうも危なっかしいな、と以前は思っていた。単にノーコンというのでもない。制球より制身。なんかフォームがよたっている、ふわふわして頼りない印象を左投手に漠…

○牛肉の履歴 http://www.shikoku-np.co.jp/news/news.asp?id=20041201000014店頭で虚偽表示がないか、抜き打ちで査察で肉のDNA鑑定する模様。 http://www.yomiuri.co.jp/zoomup/zo2004101301.htm SFだなぁ。

○気になる新刊 TRC週間新刊案内 http://www.trc.co.jp/trc-japa/shinkan.htm◇吉本隆明「〈信〉の構造 1 仏教論集成」 (春秋社 ISBN:4393331346) ◇吉本隆明「〈信〉の構造 2 キリスト教論集成」 (春秋社 ISBN:4393331354) ◇内藤誼人「なぜあなたは後悔ばか…

○買った本◇重松清「 カカシの夏休み 」 (文春文庫 ISBN:4167669013)◇あさのあつこ「バッテリー」 (角川文庫 ISBN:4043721013)買わなかった本も紹介しておく。 小林信彦「袋小路の休日」、中沢新一「 僕の叔父さん網野善彦?」、重松清「スポーツを「読む」?…

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○「このあとスグ、生ヨン様登場です!」生放送の「生」。一体何がナマなのか。 録画ではなく、現場とお茶の間をテレビ局を介し最新の映像送ることが生放送の定義か。だとしたら生放送の「生」は情報が新鮮なことを言い表す「生」なのだ。 たとえば、横殴りの…

○小谷野敦「評論家入門 清貧でもいいから物書きになりたい人へ」 (平凡社新書 ISBN:45828524)たる募金というの広島で始まったようだ。 http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh04110801.html 広島市民球場が老朽化し貧相なので、新球場建設の機運を盛り上…

○レヴューの語り口 池谷伊佐夫著「神保町の蟲 新東京古書店グラフィティ」(東京書籍)は、心情本屋の俺的にも確かに気になる本だが、もっと気になるのは退屈男さんのレヴューの語り口。 以下、退屈男と本と街,〈驚異の〉古書店店内見取図より引用。 http://…

○ヨシオ・ミーツ・ユーミン成増北口商店街にブックオフがある。祐介は文庫のコーナーをそぞろ歩きながらケータイを取り出し昨晩受け取った右田からのメールの文面を呼び出した。 「片岡義男の文庫がこっちのブックオフでずらっと並んでいるから、欲しいタイ…

○気になる新刊◇外山滋比古「少年記」 (展望社 ISBN:4885461200) ◇疋田智 「日本史の旅は、自転車に限る!」 (エイ出版 ISBN:4777902307) ◇合田道人 「怪物番組紅白歌合戦の真実」 (幻冬舎 ISBN:4344007026) ◇idsam 「暴言エミネム」 (イースト・プレス…

○さぬきうどんの躓き国産小麦100%、実は豪州産8割 JA香川讃岐うどん http://www.meijigakuin.ac.jp/~inaba/books/books.htm 生産を委託した業者が加工が難しい県内産小麦を嫌ったらしく、農協側は「今後はチェックを厳しくしたい」としている。 問題…

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○隠喩としての株式銘柄「芸能人」というククリもどうかと思うが、漫才師、グラビアアイドル、歌手、司会者などの人気商売は人気こそが彼らの経済を下支えしている。 ケインズは株式投資を美人投票に喩えたようだが、浮き沈みの激しい芸能商売は刻々とその価…

○内田樹、腹黒説内田樹が片山先生「セカチュー」をレヴィナスと「野菊の墓」が香ると与太を飛ばしているたので、それはないよなぁ的俺のツッコミに、 http://d.hatena.ne.jp/yasulog/20041106#p4 なんと、朱雀さん(id:sujaku)からコメントを付けていただい…

○関川夏央「昭和が明るかった頃」読了。 (文春文庫 ISBN:4167519100)吉永小百合の親父が凄い。いわゆるサユリストは、吉永親父のクローンでしかない。 おまえのことだ!福留っ。

○ハーラン・コーベン「カムバック・ヒーロー」 (ハヤカワミステリー文庫 ISBN:4151709533) 「あきさみよー」とは、私の田舎沖縄の、感嘆を意味する方言。 あきさみよー、でぇーじなとぉーさー、と用い、標準的な日本語に直せば「あらまぁ、大変なことになっ…

○楽天前途多難田尾監督あ然…ハブも出る http://www.daily.co.jp/baseball/2004/11/13/150272.shtml 久米島はちょっと無理がないか? 関係ないが、久米島には馬の角と伝わる珍宝がある。

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○紳助雑感世界旅行者と彼の旅行哲学,2004-11-14 島田紳助はその暴力行為と嘘泣き会見によって芸能界から去る道を自ら選んだ。 http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20041114#p1きびしー意見だな。 俺的には、島田紳助は好かんけど、今の司会者的なスタンス…

○気になる12月の文庫たち◇遠藤ケイ「男の民俗学 職人編」(小学館文庫)12/07 ◇唐沢俊一「カラサワ堂変書目録」 (光文社知恵の森文庫 )12/07 ◇小林信彦「侵入者」 (文春文庫)12/07 ◇小沢昭一「私のための芸能野史」 (ちくま文庫)12/08 ◇野口武彦「安政…

○読みたくなる書評 岡崎 久彦「繁栄と衰退と―オランダ史に日本が見える」 (文春文庫 ISBN:4167362031) 切込隊長LOG(ブログ)、『アシタハレノヒ三世』へ私のお奨め本など紹介 http://kiri.jblog.org/archives/001158.html 「神は天地を創造した。しかしオ…

○買った本 関川夏央「昭和が明るかった頃」 (文春文庫 ISBN:4167519100)いわゆるサユリストのおじさん連中は己がサユリストであることを開けっぴろげに語るが、そうした思い出話がこちらの琴線にふれることは皆無だ。 おそらくそれは、彼らが自分がなぜ吉永…

○元衆院議長の原健三郎氏が死去 http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/art-20041106223044-BLHATLFPDQ.nwc 議員在職中に映画「渡り鳥シリーズ」の原作を数多く書いたことでも知られる。 というわけで検索。えっ!こんなに書いんのっ?知らんかったな…

○夏目房之介「マンガ学の挑戦」 (NTT出版 ISBN:4757140843)一時期マンガ家が小学生のなりたい職業の上位にランキングしていたと記憶する。今はどうだろう。最近の子どもはちゃっかりしているから、マンガ家のアシスタントなどと語るかもしれない。 振り…