○散歩の効用

◇対楽天戦(クリネックススタジアム宮城)、3−4。サヨナラ負けにクサクサして千駄木まで散歩。千駄木を選択したのはミスド。この夏の新基軸、冷やし焼きドーナツなるものに心動かされたから。
無事冷やしや焼きド購入した後、カフェ併設の古本屋で、山口文憲「日本ばちかん巡り」(ちくま文庫)を買う。450円。高かったけど、負けクセを払うためにはこのくらいの散財は必要だと判断。
本書は、伊勢神宮天理教、大本、生駒山系などの宗教聖地を訪ね歩いたルポルタージュ。もともと「芸術新潮」で文憲さんが同タイトルで連載していたヤツが下敷きになっている。
「あとがき」によると、単行本する段階で取材したいくつかの教団からなかなかOKが得られず刊行に難渋したイキサツがうかがえる。親本の発売は新潮から2002年。察するに連載時は割と単純な聖地めぐりのはずだったが、オウム騒動余波で著者と担当編集者は余計な苦労を背負い込む羽目になったみたい。けどまぁ、紆余曲折を経てちくまで文庫になったわけだし、往時のすったもんだも多少は報われたか?あ!今アマゾン検索してみたら、この文庫版も絶版。。。やっぱ報われてないか。ドンマイ、止まない雨はないし、明けない夜はない。そして連敗もいつかは止まる。。。。
ミスドの冷やし焼きド、モチモチ紅イモ旨かった。けどコレってドーナツじゃなくて餠じゃない?


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