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○バーニャ・カウダ あるいは、よそ行きの野菜。
◇最近読みたい本が沢山あってこまる。財力がままならないのでズバズバ買うわけではない。けどそれでも積ん読ドミノが形成されつつある。
もっか評判のジュノ ディアス「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」も激読みたいし、今日DJの沖野修也さんがJ−WAVEで宣伝してた「フィルター思考で解を導く」にも心惹かれて困る。そんでもって奥泉光の新刊「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」が出たり、井上章一「戦前日本の「グローバリズム」」や工藤公康「僕の野球塾」が出てしまう。
けど読書ペースはぼちぼち。山形孝夫「聖書の起源」をちんたら読みつつ、寝る前に嵐山光三郎「追悼の達人」。で、突如そこへ武田徹「私たちはこうして「原発大国」を選んだ」が割り込んできやがった(「来やがった」って俺がウチに招いたんだけどね)。コレがまた読ませるんだ。
◇新潮社のPR誌「波」が面白い。コレは基本的に片山杜秀の連載「未完のファシズム」読むために近所の書店で貰ってくるだけど、他の連載や企画もなかなか。阿部和重の現代ニッポン観察記?「幼少の帝国」は先が全然読めなくてワクワクする。なんだろ?この自由さ。
吉川潮が聞き手の落語家インタビュー「寿限無の言い分」。最新5月号のゲストは立川志らく。
「映画は「因数分解」だ」と北野武が云ったりする。アレは分かったようで分からない比喩だ。志らくと吉川愉しそうに話してるけど、談志の境地「江戸の風」、アレもまた分からない。というか、俺はむしろ分からないままでいたい。
◇友人クサタオ(仮名)からメール。奴もヘンリー•ダーガー展行ったらしい。宮崎駿のダーガー評が聴きたいとの旨。たぶん鈴木敏夫が全力で、ハヤオの絶賛コメント阻止すると思う。
聖書の起源 (ちくま学芸文庫) | |
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私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ 387)
武田 徹
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