■
○OSを捨てよOSになれ! 入江悠監督「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」感想
◇「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ 」を観た。場所はポレポレ東中野。
ナン何だコレは!!的縄文土器的な衝動が貫く希有な映画。演出下手糞かと思うほど粗削り群像ドラマ。実際、群像ドラマとしてどーかしてると思うほど様になってない。けど、その成立してないはずのドラマたちが、不良園児、かまってちゃんマネージャー、バツイチ子持ち女、プロ棋士を目指す女子高生らの崖っぷち化した日常が、かまってちゃんライブシーンで奇跡的にギリギリ融合する。その雄々しさ、その儚さ、神々しさに胸をギュンと掴まれる。
入江悠版「マグノリア」かな、くらいに思っていた。全然型破り。これは入江版「ソーシャル・ネットワーク」だ!いやいやモシかすると入江監督はフィンチャーを軽く超えたかも。
見終わってもう結構時間たつ。けど全然眠れない。テンション昂ぶりまくってる。ぜんぜん鳴り止まない。俺の胸ドキドキが、鼻息のムームーが、アタマんなかのロックロールの大音響が!逆にドンドン大きくなっていく。