○ドラフト雑感 ー宮國よ、1億積まれても行くな! 


成田高校の中川や中大のキャッチャー鮫島の指名がなかった。残念な結果だが、ここで下を向いちゃいかんのだ。全然胸張っていこう!で、もう一度どんな選手を目指すのか自問自答してみよう。そこから戦略を立て、理想選手像目指して日々精進しょう。野球人生での悔しさは野球でナニクソと晴らすのだ。
人間万事塞翁が馬だ。後々、ああアノときの回り道が今の自分の糧になっているんだなと思う日がきっと来る!だから胸を張れっ。
さて、大学と社会人おいて多士済々の投手たちが活躍し、その評価がマスコミやネット界隈を賑わわせた一年だった。
指名する球団側からすれば、いわゆる「豊作」、否「大豊作」と呼んでも過言ない部類だったと思う。
にも増して、全国の高校野球ファンのハートをワシ掴んだ、あの「ハンカチ王子」こと斉藤佑樹がいよいよプロの道に進むということで、お茶の間的にも話題性抜群のドラフトだった。
実際の指名も大石達也早大)、斉藤佑樹早大)、澤村拓一(中大)を軸に12球団が緊迫した心理戦を繰り広げ、近年にないスリリングなイベントとなった。
で、この心理戦制したのはやはり人気ナンバー1の斉藤の交渉権を獲った日ハムだったといえるだろう。
斉藤に加え、乾(東洋大)、榎下(九国大)と即戦力投手を確保出来たことも合わせれば、百点満点のドラフトだったのではないか。
また、引く手あまたの大石を引き当て、牧田(日本通運)、秋山(八戸大)を確保した西武や福井(早大)、中村恭平(富士大)、岩見(大阪ガス)確保した広島も上々の出来たったはず。
個人的に注目は、広島2位指名の中村恭平と中日5位指名の関啓扶(菰野高)が、ロッテ6位指名藤谷周平南カリフォルニア大)あたり。東海大相模の一二三、アイツを阪神はどう育てるつもりかも気になるところだ(投手?野手転向?)。あとソフトバンク1位指名の捕手的逸材と評判の山下斐紹(習志野高校)も期待大だ。これで「恋人以上本妻未満」の田上も山崎もウカウカしていられない。
なお、ソフトバンクはスカウト部長の小川さんが次期二軍監督に就任するらしい。たぶんこの人事、スカウトと二軍、三軍を連動した戦略的育成システムの構築を目指している睨む。だから来季バンクは1軍だけでなく2軍以下も目が離せない!!
翻って大誤算はオリックス。大石(早大)ハズレ→伊志嶺(東海大)ハズレ→T山田(履正高)ハズレと岡田監督のくじ運なさが炸裂してしまった(というか、ロッテのハズレ1位「伊志嶺」は読めないヨ)。結果的にオリックス1位指名の「上州のイチロー」こと後藤駿太(前橋商)には、岡田のくじ運は実は最強だったと後々語りぐさになるようなイチローを超える後藤駿太になって欲しい。コレ本気。