■ - ヤスlog

○中野ブロードウェイにも売ってない

他人にとっちゃさして重要でないことでも、おれ個人にとっては死ぬほど大事ってことがある。
マツダのデミオの売れ行きが心配だ。
マスコミはプリウス、プリウスと騒いでるが、あんなミットモ無いクルマ乗れるか！
デミオ、それはそれはメチャクチャカッコイイ（参照）。これが日本車だって。希有だね。めったにない。未曾有の出来映え。それが最近走る姿みなくなった。あまり売れてないのかなぁと心配だ。
ミゾウユの経済危機だかなんだかしらんが、結局は強欲なアメリカ金融界のチョンボ（４０１Kにご執心だった日経新聞って経済語る資格ないヨ）のせいででしょ、麻そーさん、あんたオバマに言ってやりなよ、デミオ買え！って。
デミオ売れないと、広島カープにもしわ寄せがきちゃう。広島カープにぼくと同郷の比嘉寿光って選手がいる。名門早大で主将だった男だ。同期にはヤクルト青木、阪神鳥谷なんかがいる。プロ今年６年目。。。あーデミオがバカスカ売れんと、比嘉がやばいんだよ〜。
っていうか、比嘉よ、おまえ必死でやれよ。今年は二度とこないぞ。沖縄尚学時代栄光も大学時代のモテモテもすべて捨てろ！工藤公康「現役力」（PHP新書）読め！三冊買え！一冊は読め！一冊はユニホームに縫い付けろ！そしてもう一冊は食え！他人に期待すんな！自力で這い上がれ！アンタの実力で一軍にあがってこい。そしてレギュラー獲ったあかつきには、デミオを買え！あれはイイクルマだから。買い支えろ！そのために自分は生まれてきたんだと思え。

釣りキチ三平の模写をやって気づいたことは、そうしたおれ的大事ごとのひとつに数えられる。
矢口高雄先生の代表作「釣りキチ三平」。それを模写しようとする場合、やはり三平が獲物を釣り上げる瞬間のコマを大概は模写対象にえらぶだろう。
なんてたって見栄えがイイ。水島マンガ「野球狂の詩」における水原勇気のドリームボール投げ終わりバク転瞬間や大友克洋「AKIRA」、鉄男に手を差し伸べる大佐をモグラショットの低アングルで描いたひとコマ、読切りの形で描かれた「キャッツ♥アイ」、北条司先生渾身の内海刑事のどアップ顔に匹敵する模写し甲斐のある画づらだ。
三平の釣り上げシーンの特徴。それは三平が地に足がついてない点だ。つまり彼は飛び上がっているわけだ。けどただジャンプしているのではない、片足をハイキック風に蹴り出し、もう片方も地面を強く蹴った感じでヒザが足よりも下にある態（参照）。
しかし、こうしたアクロバッティックな三平に目を奪われてばかりいると、模写は矢口高雄の描線をとりこぼしてしまいかねないから要注意だ。釣りキチ三平の模写にあたる場合、矢口先生の人物キャラ、とりわけ子どもキャラの特徴をバッチリ捉えることが模写の要諦だ。
では、矢口先生の人物キャラの特徴とは何か？はたまた矢口子どもキャラの特徴とは一体なにか？
矢口人物キャラの特徴、それは耳がかなり顔の下の一にある点だ。これを外しては矢口作品の模写はままならない。
そして子どもキャラ、それはデカ目だ。こどもの顔を描くとき、矢口高雄先生は目玉をデカく描く。キホンカマボコ型。夕陽が水平線に沈むときのあのかたちを左右から圧迫し、多少細長くした感じ。これが矢口子どもキャラのデカ目だ。三平もユリっぺもこのデカ目をしている。あと、額が狭いのも矢口子供キャラの特徴といえるかもしれない。
で、三平を模写していつも思うのは、このデカ目からの印象なんだが、
バックスバニーに似てるよな。
ということ（参照）。
世間にとってクダラナイことだろうが、おれにとっっちゃ大事なことがある。釣りキチ三平、奴がアノうさぎ似であると模写作業が告げる確信は、おれにとって掛け甲斐のない真理なのだ。
あっ、そうそう。今気づいたんだが求道的な釣りキチに対するアンチテーゼなんだね、「釣りバカ日誌」の釣りバカって。