長門有希って誰?

取り立てて意味もなく「平賀英一郎」ではてなキーワード検索て気づいのだが、わが敬愛する平賀英一郎氏ならびその著作「吸血鬼伝承―「生ける死体」の民俗学」が、はてなで人気なキーワードの気配があるようだ。
「吸血鬼伝承〜」は中公新書より2000年に刊行されているもの。発売された当時もさほど話題を集めたと新書でもない。
そんな地味めな著作がはてな界隈でなぜ突然注目されているのか?
どうやら、「長門有希の100冊」にリスアップされたようだ。
当然長門有希って誰だと思った。はてなは便利だ。長門有希キーワード化されているから、それをたどればイイ。
長門有希とは、今若者に大人気の小説「涼宮ハルヒ」シリーズに登場する女子キャラで、趣味が読書の娘らしい。どうやら、ハルヒファンの間で、その長門有希が推薦する100冊本を読むことが流行っているみたい。

長門有希の100冊
http://d.hatena.ne.jp/CAX/20060417/nagatoyuki

海外のSFや理小説の古典ではないけど、ま押さえとけ!みたなものがリストアップされているな。国内ミステリーは新本格派の色が強いなぁと思ったら、唐突に逢坂剛がリストアップ。逢坂先生同様、平賀先生の捕縛も唐突な印象がある。断然小松和彦のほうがリストに入りそうなのに入ってない。入手しやすい、生きている本が選書の基準なのか。
ま、なんだかんだ言ってなかなか趣味のよい読書家だなぁ、長門有希さん。