○タマコン


タマコンとは、多摩美の学生主体の作品コンペのよう。
タナカカツキの「デジオナイト」vol.380〜vol.381は、タマコンについて多摩美の学生ふたりを交えておしゃべりしている。学生ふたりは多摩美の美術祭とタマコンの告知のためにゲスト出演しているわけだが、タナカカツキ相手に実にフレンドリーにちっとも緊張することなくトークしているのにちょっとビックリする。怖いもの知らずというか、学生という身分はやっぱり偉大だ。
トーク中、タナカカツキがコンペのジャンルに話芸は入らないのかという意味のこと言い、一瞬「?」って感じの間があって面白かった。
一般に話芸は、演芸ではありアートではないというのは私も認識しているが、デジオの素人しゃべりを聴いていると、プロの話術の巧みさ、話芸の奥の深さを痛感する。すると、「アート」という枠組みへの疑問もむくむくとわいてくる。
逆にいえば、学生が主催するコンペなのだからそれこそ「アート」の枠組みへの挑戦があっても良いはずだが。。。。
コンペ自体がアートだという発想はないのか。



デジオナイト
http://dedionight.com/

タマコンとは
http://218.45.193.243/~network05/035/


美術という見世物―油絵茶屋の時代
4480084959木下 直之

筑摩書房 1999-06
売り上げランキング : 70,075

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
江戸の見世物
世の途中から隠されていること―近代日本の記憶
「日本美術」誕生―近代日本の「ことば」と戦略
見世物研究
見世物はおもしろい


美大生は木下直之とか読まんのかなぁ。