○被写体、あるいは名付けの問題

写真家長瀬達治氏のhp「空き地:長瀬達治:写真」
http://homepage2.nifty.com/akichi/

たまに俺の写真はよく分からんみたいなこと言われるが、長瀬さんの写真を見て安心した。
俺は構図がアートになるなぁと分かるとハズしたりする。けれど無意識に好きな構図はやっぱりシャッターを押してしまう。
以前は東京在住のアジアの某国の留学生の気分でデジカメを撮っていたが、最近はそれが実際の自分のツボと同化して、ワザワザ 「東京在住のアジア某国の留学生」の気分を空想することがなくなった。
別の言い方をすれば、ディスカバージャパンな国内旅行を楽しむ我々日本人は奇妙なことに京都や九州や北海道に異国情緒を発見する。で、俺の通勤、散歩のついでのデジカメ趣味は、プチ・ディスカバージャパンな旅ともいえる。
ま、こんな能書きたれても俺の写真が「分からないもの」であることは一向に変わらない。で、長瀬さんの写真は、そんな俺が眺めても笑ってしまうほど、つっけんどんな風景スナップ達だ。
彼の大学時代の友人が「ナガセ、ちょっとさいきん撮ったヤツみせろや」言ったものの手渡された写真が駐車場や道や家並みというものばっかりなのでコメントに窮するという場面を想像した。
個人的には空き地より道の写真が好き。
コレとか↓
http://homepage2.nifty.com/akichi/weekly040219_5.html