地震雷火事帝国
間違った会社に入ってしまったらどうすべきか
http://www.socion.net/soul/index.php?itemid=304

例えば、夢の実現のために会社を退職、昼間は派遣社員の仕事をしながら夜は資格の専門学校に通う、といったある種の「フリーター」が、自己実現に向けて努力しているようで実際には単に「扱いやすい労働力」かつ「夢追い産業の消費者」でしかない、という事態が想定できるだろう。

青春出版の雑誌「ビックトゥモロー」の読者って本当にいるのかってたまに思うんですが、やっぱいるんだろうね。つーか宮台センセーも乱暴なこと言うねぇ。で、本のメルマガvol.169に載った福島聡氏の「「仕事」と「しごと」」。
http://www.aguni.com/hon/back/169.html

しかし、ぼくはこの状況を否定的には捉えない。まず何よりも「しごと」が快をもたらしてくれているからであり、その「しごと」の前提の一部には間違いなく「仕事」があるからであり、すなわち「仕事」と「しごと」の「相互乗り入れ」状況も、ぼくに快をもたらしてくれる重要な要素だからだ。

「仕事」とは、商品化された労働を指し、「しごと」は、仕事からフィードバックされるスキルや知識体系と相まって、労働者が能動的にすごす余暇の行動行為を指すのだろう。
確かに「しごと」は、帝国化する雇い主へ対抗するための労働者の剣ともなりうるかもしれない。けれど(と言うかだからこそ)、この「しごと」って、仕事を通した自己実現っていう幻想の別の呼び名ではないのか?