実相寺昭雄著「ウルトラマンの東京」(ちくま文庫 ISBN:4480038043

以前にも記したように「ウルトラマンの東京」は、筆者が当時のロケ地訪し当時の思い出を綴ったもの。彼はほとんど役者について言及していない。ロケ地で思い起こすのは怪獣や星人のこと。補足説明として怪獣ごとに作品のあらすじが付記されている。以下、ウルトラマン・第14話「真珠貝防衛指令」ー汐吹き怪獣ガマクジラ登場ー(240ページ)より引用。

脚本・佐々木守、昭和41年10月16日放映
 真珠を主食する怪獣が出現する。フジアキコ隊員が真珠の不作から、ガマクジラの存在を探った。真珠はアキコ隊員の誕生石でもあった。
 怪獣は真珠の養殖所をねらって食いまくり、女心を傷つける、他に悪さをはたらくわけではない。でも真珠をたらふく食った怪獣の高鼾にフジ隊員は嫉妬する。

まるで吉田戦車だ!