2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

○アイロニーとは、女と手をつないで歩くこと。その十年一昔というから、もうふた昔も前の80年代に「宝島」の版元JICC出版局から「p-style」という雑誌が創刊された。ポパイとメンノンの中間を狙った作りだった記憶する。その創刊コピーが「主義よりもシャ…

○肘アテ幻視考イチローの年間最多安打記録がえらい報道ぶりだが、俺だって自分の年間最多ビール消費記録を更新している。友人クサタオ(仮名)ですら、未公認であるが年間最多おもいだし笑い記録保持者だ。ま、記録というのはそういうものだ。 なんだかんだ…

○気になる新刊◇大沢真幸「性愛と資本主義」 (青土社 ISBN:4791761383) ◇柳沢桂子「生きて死ぬ智慧」 (小学館 ISBN:4093875219) ◇太田光代「爆笑太田さんちのごはん問題」 (ソニー・マガジンズ ISBN:4789723453) ◇葛西麗子「毎日食べたいおかゆ」 (家の光…

○猪瀬直樹「マガジン青春譜」 (文春文庫 ISBN:4167431114)「萌え」という言葉は、普通オタクの淡い心的揺れを表すが、それはそのまま昨今の読者の読書行為に対する気分をも言い当てているのかもしれない。 そんなことをフト思ったのは、「マガジン青春譜」…

○矢印礼賛一般に猫は自分の目の前を横切る小動物に反応する。小動物でなくチョロQでも目の前で走ると前足での捕縛を試みる。「野性」や「本能」といわれるものは、案外機械っぽいものではないかと思ったりする。 かねがね思っていたのが、矢印はすばらしい。…