yasulog2009-08-18

○内地盆休みを利用して沖縄帰省中


内地お盆休みを利用して、帰省しています。
ちなみに沖縄のお盆は旧暦のそれ。今年の場合、旧歴の7月13日〜15日は、新暦の9月1日〜3日にあたります。さすがに沖縄お盆には帰れそうにないです。
昨日は父とふたりで叔母の見舞いに出かけ、帰りしな北中城村(きたなかぐすくそん)の誇る国指定重要文化財「中村家住宅」を見学しました。
叔母見舞い。ココ最近ぼくの夏の帰省恒例のイベントとなっています。しかし、難儀なことに親父もぼくも免許がないため、バスとタクシーを乗り継ぐ形の非常に悠長で道程となります。
中村家のハナシ。詳細は北中城村役場Webサイトの解説(参照)にあるので譲りますが、中村家はこの辺りの豪農。その住宅は19世紀に建築されたもので、当時の建築技術や農村の生活を伝える恰好の材料と言えるでしょう。部屋数の多さと、しっかりした普請が家格というか、中村家往時の隆盛をしのばせばす。沖縄本島は先の戦争で地上戦を戦った島ですが、米軍は東シナ海側から上陸し、南に展開したため、中村家のある島中部で太平洋側のあたりは、比較的戦火の被害が少なかったのかもしれません。
ところで、父親が学生時分中村家の娘さんが同窓にいたそうです。
「当時、まだこの家に住んでかも」と親父は宣っていましたが、話半分聴いて流しておきました。ぼんぼり調の蛍光灯がぶら下がってるので電気生活の痕跡はあるのですが、いかんせん台所の使い勝手がサイアクすぎて(薪を燃やしてメシを炊く?)、いくら田舎とはいえ、戦後この家で暮らすというのは想像を絶する感がバリバリでした。