○買った本


伊藤正敏「寺社勢力の中世―無縁・有縁・移民」(ちくま新書 ISBN:9784480064356)読み中。
中世における寺社とは何か?
筆者によれば、古代寺社とは、国家の安全祈願を願う場であり、寺僧は朝廷に奉仕する役人だった。ところが、中世、寺社の様相は爆発的な変貌。自分たちの要求を通すため、仏神の威をかさにきて大勢で押し掛け朝廷を威嚇する街宣車ウヨクみたいなってしまった。でもって、連中には赤尾敏級の大ボスが不在で、統率という意味ではバラバラ(逆にヤバいね)。ま、当時のこうした公務員的意識の廃れた暴れん坊寺社の輩を「中世寺社勢力」というのだそうだ。
なるほど!伊藤サン、分かりやすいよ!文章もリズミカルで読みやすいね。
そんでさ伊藤サン、一個質問してイイ?
あのー、この本の著者近影、お風呂上がりでタオルで頭ゴシゴシっていうスナップ。なんかオカシクないですかぁ。

寺社勢力の中世―無縁・有縁・移民 (ちくま新書)
寺社勢力の中世―無縁・有縁・移民 (ちくま新書)伊藤 正敏

筑摩書房 2008-08
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