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○買った本
久々に新刊書店で買い物。
玉野和志 「創価学会の研究」(ISBN:9784062879651)、吉田戦車「武侠さるかに合戦」 (エンターブレイン/ISBN:9784757743168)、クリストファー・プリースト 「ドリーム・マシーン」(東京創元社/中村保男(訳) ISBN:9784488655020)の以上三点。
講談社新書「創価学会の研究」を帰りの電車のなかで読みはじめる。著者玉野は社会学者。首都大の先生。
表紙にもあるように、これは学会批判本ではない。かといって、大作万歳の立場でもないようだ。
ざっと読んだかんじ著者は、創価学会をコミュニティーと捉えているっぽい。
よく言われることだが、創価学会は都市に出稼ぎにきた貧しい地方出身者の連帯の場だった。たぶん玉野は、こうした創価学会のコミニティー的役割には価値をみとめている様子。というか、彼はコミュニティー研究の人ようだから、ヤクザ、日能研に通ってる子供、東武東上線沿線の住人、池袋北口リアルチャイナタウンなどを調査分析するように、創価学会も対象になりうるわけだ。池田教けしからん!ではなんも出来ないという研究者的立場。
ヤマ勘だけど、竹内洋「丸山真男の時代」や高田里惠子「学歴・階級・軍隊 高学歴兵士たちの憂鬱な日常」のテーマにつながる気配。
屁たれ日本インテリが救済できなかった都市の貧困層を大作が救ったという見方もありなのか。。。。
クリストファー・プリースト 「ドリーム・マシーン」は復刊のもよう。プリーストは、風変わりな手品師対決映画「プレステージ」の原作「奇術師」の作者。ここ最近のプリースト作品人気を追い風に東京創元社が野心的に再リリース。
吉田戦車「武侠さるかに合戦」は親本上巻だけ持っていたが、合本の文庫版を発見し、素直に購入。
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