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○コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」。まだ序盤だがコレ傑作!
コーマック・マッカーシーはアメリカの作家。おかっぱ七三分けの殺し屋が強烈だった映画、コーエン兄弟「ノーカントリー」。アレの原作者といえば通りがいいか。
「ザ・ロード」は父子の旅道中物語。ときは未来。核戦争、あるいは天変地異で文明が吹き飛んだ後の「北斗の拳」的世界。たぶんアメリカ。
主人公は名無しの男。男は、小3くらいの息子をつれ南をめざす。
豚や牛、馬も死に絶え世界。鳥たちの姿もみなくなった世界。食料が枯渇した未来。寒さをさけて父と子は南をめざす。スーパーのカゴ載せカートみたいなものに荷物をつんでいる。カートはバックミラー付き!忍び寄る人影こそもっとも危険なのだ。
こ、これはもしかして。。。「子連れ狼」じゃないかっ!
訳者あとがきによると、本作の映画化は既に決定済みで撮影もおわっており、アメリカでは今年の11月頃公開予定とのこと。父親役に「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン!!息子役をコディ・スミット=マクフィー。
個人的にチャンバラ映画の子役ってどうも苦手。なんか承服できない演技ディレクションの甘さを感じる。映画版「ザ・ロード」では息子役コディ・スミット=マクフィーがどのようなトーンで役こなしているか、興味がある。
ザ・ロード | |
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