○福田ウータンよ、バカ町村を罷免せよ

asahi.com,2008年05月30日01時41分「政府、自衛隊機派遣を見送り 中国内の反発懸念」

日本政府は29日、中国・四川大地震の被災者支援のための自衛隊機派遣を見送る方針を固めた。中国側が求めているテントなどの救援物資は、民間機をチャーターして輸送する方針だ。中国国内で、自衛隊の受け入れに反発があることを踏まえて見送りを決めた。

自衛隊機派遣がポシャった。
日本の良識派とされる人たちは、中国側の感情を考慮しない形での自衛隊機の活用に反対であるようだが、私は自衛隊機派遣に夢を持っていた。自衛隊機の派遣、これを契機に日米安保とは別の軸足の可能性を夢想したのだ。
端的に言えば、日韓中三国安全保障関係の確立である。
大東亜の夢と糾弾されるかもしれないが、日米安保の束縛でアメリカ主導の戦争に巻き込まれるよか絶対健全であると信じる。株でも輸出産業ばかり買わんだろう。国内需要型産業も取り混ぜてバランスとるのがバクチと投資のちがいである。二次大戦後の世界情勢が根本的に変化したいま外交も同様、日米安保の「保険」が欲しいのだ。

リンクしたYouTube動画は、自衛隊機派遣が濃厚と伝える5/28のフジのニュ−ス。ほぼ確定だった自衛機の派遣をポシャらせた張本人、町村官房長官のボンクラ発言を伝えていて興味深い。
町村は自衛隊機派遣は中国側からの要請だと語っているが、このタイミングで、中国の要請と開けっぴろげに言う必要が果たしてあっただろうか。
報道される「中国の要請あったから、自衛隊機で行くんだもんね」という日本のスタンスは、中国世論を刺激した。自国のヘタレ外交が日本の自衛隊機派遣を容認した!と。
つまり、この町村の不用意な発言こそが意味なく反日気分を煽ったのではないか。この意味で、支援物資の内容リストとその数量および随行する人員など、支援内容のアナウスこそ、あのとき官房長官が口にすべきことだったと私は思う。
YouTube動画は、自衛隊海外派遣反対の党スローガンに縛られ福島社民党党首を笑う意図でアップされたみたいだが、愛国の志士たちよ、いま笑ってる場合ではない。自衛隊機派遣とそれが持たした新たな日中関係、これフイにしてしまったバカ町村を糾弾するときだ。
福田ウータンよ、町村を罷免せよ。さもなくば、総辞職で群馬の森に帰れ!





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