○気になる近刊

◇ペーテル・ヤーデンフォシュ「ヒトはいかにして知恵者(サピエンス)となったのか How Homo Became Sapiens??思考の進化論」
(研究社 /井上逸兵訳 ISBN:4327378119)
2005年6月下旬刊行予定


◇澤野雅彦「企業スポーツの栄光と挫折」
(青弓社 ISBNは不明)
2005年6月中旬書店発売予定
http://www.seikyusha.co.jp/kinkan/index.html

都市対抗野球という名の社会人野球、「東洋の魔女」と呼ばれた日紡貝塚の女子バレー、旭化成のマラソン新日鉄釜石ラグビー、Jリーグに変身した社会人サッカー……。プロ野球や大相撲、プロレスなどのプロ・スポーツと学生・市民スポーツの外側で、日本のスポーツを支えてきた独特の文化である企業スポーツの成立と変化をたどって今後のあり方を提言する。


◇ 君野倫子「ハイカラ手ぬぐい案内」
(河出書房新社 ISBN:4309280110)
発売日 2005.5.18  


宮本常一 「炉辺夜話」
(河出書房新社 ISBN:4309224296)
発売日 2005.5.19
http://www.kawade.co.jp/soon/index.htm

内容紹介
近年再評価著しい“旅する巨人”民俗学者宮本常一の講演集。民衆の生活と文化についての知見と考察を惜しみなく発揮する愉しい読物。宗教、信仰、離島の文化、戦後の食べ物の話など、身近で深い内容を恰も囲炉裏端で聞くよう。


◇ ダニエル・C・デネット「自由は進化する」
(NTT出版/山形浩生 ISBN:4757160127)
http://www.nttpub.co.jp/vbook/list/detail/6012.html

ぼくたちは、自分をだいたい自由だと思っているし、自由意志というものがあると信じている。でも、好きなときに仕事をさぼるわけにもいかないし、鳥みたいに自由に空を飛ぶことだってできない。
 それでも、たしかに自由はあるし、自由意志だってあるのだ。それをデネットが明らかにしてくれる。30ページにわたる山形浩生の「訳者解説」も読み応え充分。


◇ヴォルフ・シュナイダー「偉大なる敗北者たち??メアリ・スチュアートからゲバラまで」
(草思社/瀬野文教訳 ISBN:4794214073)
http://www.soshisha.com/

ゲバラゴッホトロツキーチューリングなど、世界史の一場面に大きな足跡を刻んだ「敗北者」たちの栄光と苦悩に彩られた生涯をたどる歴史ノンフィクション。

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鹿島茂モモレンジャー秋葉原
(文藝春秋 ISBN:4163670009)


辛酸なめ子「ヨコモレ通信」
(文藝春秋 ISBN:4163670505)
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/67/05/4163670505.shtml

まずは、ちょっと意味深で過激なタイトルにご注目を。辛酸なめ子さんは、いま最も期待されているコラムニスト&漫画家です。週刊文春で好評連載中のイラストルポ、待望の単行本化です。
女性に人気のヨガ講座に勇躍乗り込んでのセレブ修行や、ヨン様写真展に集まったオバサマ軍団突入記など、まさにその名前通り、辛酸をなめた取材によるレポートが満載されています。本書を読んで大笑いして、流行スポットの「微妙なツボ」に詳しくなりましょう。(MK)


武居俊樹赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」 
(文藝春秋 ISBN:4163670807)
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/67/08/4163670807.shtml

“ギャグの神様”に密着して36年。ついには「武居記者」として赤塚漫画の人気キャラクターになった名物編集者が「全部書くニャロメ!」

天才アカツカの4大ギャグ漫画といえば『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』『レッツラゴン』。その4作すべてを担当したのが、著者なのだ。
昭和41年、小学館に入社し、「少年サンデー」に配属されるや赤塚担当に。以来、平成13年に定年退職するまで、36年間の編集者人生を1人の漫画家に捧げ尽した男の本が面白くニャイはずがニャイのだ、ニャロメ!!
『ゴン』の人気キャラクター「武居記者」を覚えていますか? そう、あの武居記者が著者なんです。(MK)


ジム・トンプスン「鬼警部アイアンサイド」
早川書房/尾之上浩司訳 ISBN:?)
発売5月上旬

ポケミス名画座〉銃撃され、下半身不随の身となったアイアンサイド警部は、それでもなお犯罪との対決に執念を燃やす。人気TVシリーズをノワールの巨匠がノヴェライズした異色作、待望の登場。


疋田智町田忍「自転車とろろん銭湯記」
(ハヤカワNF文庫 ISBN:?)
発売5月上旬
http://www.hayakawa-online.co.jp/newsbody.asp?newsid=000805

広い湯船で常連さんとの会話。通勤・散歩途中で見つけた銭湯の愉しさを自転車ツーキニスト疋田智が紹介。銭湯博士のコラムつき。