○つらつらと「ブログ対新聞」を考える

極東ブログ2004.12.20、「「NHKに言いたい」で終わるというシナリオなのかな」より引用。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/12/nhk.html

これは結局、れいの「ブログ対新聞」といった愉快なメタ議論にも関係するが、新聞なんて事実上すかすかでも、戸配と広告による新聞社の収益構造が変わらなければ、変わりはしない。むしろ、戸を中心とする日本社会のシステムがじわじわと崩壊することで、新聞もNHKも崩壊するのだろうが、それというのは、ごく自然な社会変化の過程だ。

今どきの若者は新聞読むのかな?という問題設定は意味がない。そもそも若者の頭数が減っているんだから。ずいぶん店はあるが、客がいない、というのが日本の未来だろう。
「ブログ対新聞」問題は、個人的には、NHKの補完媒体としてどっちを選択するかということだと思う。で、戸配で購読するほど新聞に魅力はない。
趣味だと言われればそれまでだが、私のお財布が新聞の戸配購読をゆるさないという側面もある。
すると、「R25」のようなフリーペーパーが、新聞の代わりに台頭してくることも可能なのかも。
ブログにジャーナリステック機能の期待するというのは、広告主の顔色をうかがわないジャーナリズムを評価しようという意味合いもあるだろう。そうであるなら、やはりブログを支えるシステムに対して、それにみあったコストを購読者は負担すべきだという意見も出てくる。

この点について言うなら、稚拙な偏向報道は別のジャーナリズムで個々に叩き潰していけばいいのだ。ブログのネタにもなるしね。

むろん、経済基盤が盤石な書き手にブログジャーナリズムを望むという向きもある。が、なんかただ乗りっぽいよなぁ。なんせの望むわけだから。新聞の客をぶんどる腹づもりなら、望んでるだけでは「来るべき未来」はこない。
「クズでもいいからブログを書こうと叫ぶ」というのが結論。ぎゃふん。