○春樹の仕事観

内田樹のブログ,After dark till dawn
http://blog.tatsuru.com/archives/000407.php

キャッチャー・イン・ザ・ライ』という小説が村上春樹に与えた最大の影響は「ライ麦畑のキャッチャー」というのがある種の人間にとって「天職」として感じられるという経験であったと私は思う。
村上春樹はおそらく青年期のどこかの段階で、自分の仕事が「センチネル」あるいは「キャッチャー」あるいは「ナイト・ウォッチマン」である、ということをおぼろげに感知したのだ。


バット職人とかラーメン屋のオヤジの仕事はテレビ映えする。
取次の仕入窓口は パッとしないが、実は世界平和に欠かせない重大な任務を担っているって感じかな?