○龍馬歴史館
http://www.baobab.or.jp/~ryoma/

木下直之著「世の途中から隠されていること 近代日本の記憶」(晶文社 ISBN:4794965214)101頁より引用。

高知市郊外の野市町にある龍馬歴史館は、日本有数の蝋人形館である。なにしろ、坂本龍馬だけで、赤ん坊の龍馬から殺される寸前の龍馬まで、十六体ある(さすがに殺された龍馬の蝋人形はない)。さらに龍馬をめぐるひとたち、乙女姉さんやおりょう、武市平太や中岡慎太郎勝海舟西郷隆盛らを合わせれば、館内の蝋人形は実に百十体に及ぶ。(中略)
しかしながら、さらなる無関係は、龍馬の生涯をたどりながら館内を奥へ奥へ進むにつれ、チャーチルルーズベルトスターリンヤルタ会談マッカーサー吉田茂の会談、蒋介石毛沢東の対談?(人形制作者が台湾の林健成であるだけに出来は抜群)、世界三大美女(いわずと知れたクレオパトラ楊貴妃マリリン・モンロー)、純信とお馬(すでに紹介済みのカップル)、歴代高知県知事!、歴代高知県っ選出国会議員!!など蝋人形がつぎつぎと登場するとこである。