○本日の一曲


太田裕美 - さらばシベリア鉄道

なぜか貼った動画が観れないので、こちらへとんでください。http://jp.youtube.com/watch?v=EfMEPlpTp3Q

作詞松本隆、作曲大瀧詠一コンビによる「さらばシベリア鉄道」は、太田裕美のシングルとして1880年11月にリリースされた。しかし、関係者やファンの予想とは裏腹に発売当時のセールはさほど伸びをみせなかった。
リリース時、幸運にみはなされた「さらばシベリア鉄道」だったが、アルバム「A LONG VACATION」での大瀧セルフカバーの効果もあって、ゆっくりとした歩調だが、楽曲と太田に対する再評価の機運がみえはじめた。
そして、今や「さらばシベリア鉄道」は、「木綿のハンカチーフ」に匹敵する彼女の代表曲の地位を獲得した。人間万事塞翁が馬というが、この曲こそが彼女にとっての馬だったのだ。
なお、youtubeにはいくつかのバージョンの太田裕美「さらばシベリア鉄道」があるが、思い悩んだすえにコレを選んだ。立ち位置を変えず、重心を一定に保ったまま歌いこなす姿に、歌手・太田裕美の矜持をみる思いがした。