東野圭吾容疑者xの献身」読了


探偵ガリレオ」、「予知夢」につづく、素人探偵・物理学者湯川学のシリーズの第三弾。前作二作は短編だったが、「容疑者xの献身」は長編モノ。
容疑者xの献身」の成功は、ミステリーとしての切れ味というより、容疑者xこと石神という数学教師のキャラ造形にあると思う。冷静沈着な切れ者だが、ぱっとしない容姿が内面の隠れ蓑になっている。
この石神、映画版「容疑者xの献身」では堤真一が演じるようだ。けど、どうもイメージが合わない。だって堤真一はブ男じゃないし。
俺の脳内キャスティングでは経済経論家の森永卓郎さん。石神は福山雅治演ずる湯川と大学の同期という年齢設定だが、歳より老けて見える、と小説にあるし。父っつぁん坊や顔の森永さんならドンピシャじゃないか。
俺が、亀山プロデューサーでないことがつくづく残念でならない。


容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)東野 圭吾

文藝春秋 2008-08-05
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