○宿題と任務


今朝のTBSラジオ森本毅郎の「スタンバイ」の1コーナーで、いまどき小中学生の自由研究事情を採りあげていた。
当然のことながら昨今は、ネットを活用した自由研究が幅を利かせている模様。番組が取材した学研系のネット運営会社の人は、ネットを活用した自由研究の例として企業のWebサイトから各社のエコ活動を調べ、それをもとに、小学生レベルで、つまり子ども自身が参加できるエコ活動をまとめてみるという案をあげていた。
エコロジーといういまどき関心ごとをつてに、子どもが社会のうごきを学びそれを身の丈の、自分の生活にもう一度落とし込むという構成のこの案、なるほどよく出来ている。けど、これはやっぱり大人の発想だ。ネットで調べたデータをもとに自分でも出来るエコ活動を考えるという二段構えが、まったく子どもじゃない。前提してネットは道具という認識がある。けど、ネットをツールとして使いこなすってどうよ。やっぱ子どもじゃムリじゃない?
取材によれば、親御さんたちはネット検索に頼り過ぎの傾向を危惧しているようだった。森本毅郎も親御さんの意見に賛同、図書館などを活用し、自分で調べるってのがやっぱり基本と結んでいた。
でこのコーナーの後、北朝鮮女スパイ、韓国摘発のニュース(参照)を読んでいた。
このウォン容疑者、まさに彼女はネットに頼らず、現地へ飛び自ら調べるという手法をとったわけだが。。。ま、スパイ稼業は命がけ。子ども自由研究のような闊達さはないね。っていうか、それが大人のシゴトの本質か。