○僕の著作権をオカミが保護してくれる?

たけくまメモ,「【著作権】とんでもない法案が審議されている」
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_b72f.html

今の動きをかいつまんで書くなら、「著作権法非親告罪化」に向けた準備が政府機関によって進行しているいうことです。これまでも現在も、著作権侵害というものは「侵害されたと思う側」が民事裁判に提訴するなり、あるいは刑事告訴をしない限り逮捕することも裁判を起こすこともできない「親告罪」とされているわけです。


それが「非親告罪」ということになると、警察・司法が独自の判断で著作権侵害とみなした行為者を逮捕することができることになり、商業的な出版・放送・上演・演奏のみならず、コミケの二次創作・パロディ同人誌などにも深刻なダメージが加わる可能性があります。


トンデモ法案なのかな?コミケとかやっぱ狙い撃ちにあるのかしら?アプリ違法コピー容疑で突然ガサ入れパソコンとか押収されたりして。おいおいそのパソコンには大事な大事な俺のオリジナルな怪獣スケッチが入っているんだよー。
あ、もしかしてYouTubeもヤバいの?
ここ10年くらいの爆発的なネットの発達普及でお気軽にコピーができる環境が整った。著作権保持者はこれまでのようにモグラたたき的な著作権防御をやってるとそれだけで日が暮れてしまう。ということは、コンテンツ産業なんていうのもアレだけど、そういう産業振興の点からいみると、現行の親告という規定は、著作権の対象であるオリジナルなものを作る動機を凹ましてしまいかねない?
うむ〜。
著作権っていうのは、自然にあるものでなくて、物権との兼ね合いで社会的に「ある」と看做されてきたものだと思う。つまり「ない」とするより「ある」としたほうが社会的に有益だということ。非親告罪化というのは、この「ある」を強化しようってことなわけだけど、それは商業的にはオッケーかもしれない。けど、二次創作やYouTubeが違法じゃ!とバンバン捕縛、どんどん罰金かせられる社会はちょっとシンドイよなぁ。うむ〜。