○浜の大書店

有隣堂、グループ最大級でヨドバシAKIBA店を開店
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東京・JR秋葉原駅前にオープンするヨドバシカメラ最大級の店舗、ヨドバシAKIBAビルの7階にワンフロア500坪で9月16日に開店。ライブラリー・ラウンジをデザインコンセプトにくつろぎの空間を演出。イベントスペースを20坪程度設け、サイン会や読み聞かせなどに活用。目標年商は20億円。
また、東京・JR新宿駅ビル、マイシティ新宿6階にマイシティ新宿店を250坪で9月下旬以降に開店。目標年商は15億円。同店は以前に山下書店が営業していた店舗。


小売りは客ありきの商売なので、本屋で畳みとかラーメンを売っていると確実に客足は遠のく。
有り体にいえば、「本屋」という看板に対する期待は畳でもラーメンでもなく、本や雑誌だということ。
けれど、文具一般や革製ブックカバーなども本屋の守備範囲と漠然と思っているお客は多い。
ようするに畳は不可で革製ブックカバーはアリというのが本屋に対する漠然としたイメージなんだろう。
有隣堂などの老舗書店の棚を眺めていると、巷に流布した漠然「本屋」なるイメージ を敢えてなぞろうという姿勢が垣間見れる。
こんにちの有隣堂の東京進出の動きは、愚鈍なまでに「本屋」なる期待に応え築き上げた信頼のたまものなのかもしれないとは思う。けれど、なにか釈然としない。