○気になるレッスン

《陸這記》 crawlin’on the ground ,「石川忠司『現代小説のレッスン』〜開国か、尊皇攘夷か」より引用。
http://d.hatena.ne.jp/solar/20050619/p1

最後に、これはほんとうに石川忠司らしいな、と思う点なのだが、現代文学を読み解くときの軸足が、アメリカ化とかポップカルチャーといった外因ではなくて、「幕藩体制」とか「小藩」とか「西郷隆盛大久保利通」とか「ペラい日本語」といった、あくまでもこちら側、つまり日本人とか日本語の側に置かれていることだ。だから、この本では「藤沢周平」と「藤沢周」が、なんの違和感もなく、同時に論じられるのである。

オモシロそー。司馬遼は出てこないのかな?