○回答期限は設けない

asahi.com、「北朝鮮側に再調査やり直し要求へ 政府」より引用。
http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200412240127.html

政府は結果を北朝鮮側に伝え、再調査は不十分だとして、調査の「抜本的なやり直し」(外務省幹部)と、疑問点への早期の回答を求める。当面は北朝鮮の対応を見守るため、回答期限は設けない。

救う会」としては、拉致被害者の奪還が目的だと思う。
だから、政府の北朝鮮に対する強い態度は、「やっと重い腰をあげた」という映るだろう。
じゃ、今後の拉致問題解決に、政府はどのような道筋を考えているのかが気になってくる。
金銭ならび物資による人道的支援も拉致問題への先方の対応いかんでは、その凍結もあるということか。
仮にそう打ち出した場合、北朝鮮は「ごめんなさい、拉致った方々全員お返しいたします」ってことになるのだろうか。これまでの先方の対応をみていると、経済制裁カードが本当に有効なのか思ってみたりする。
確かに北朝鮮にしても経済支援は欲しいはず。ではなぜ彼らは「不誠実」なのか。
私見では、先方にすれば「致問題解決に誠実に対応していく」ことが経済支援への近道ではないと判断じゃないのかと思う。
たぶん北朝鮮の顔はアメリカに向いている。近道はそっちだという算段で。
で、政府はそのへん折り込み済みで「強気」を見せていると感じる。北朝鮮は悪者だという世論への便乗って感じ。
日本政府も連中に負けず劣らず「不誠実」だ。