○読書のツボ、おされた

本読みの快楽は、私の読書魂を揺さぶる、とても気になる書評系ブログ。本日も読書ツボをおされた。
http://d.hatena.ne.jp/kanetaku/20041024#p1

本文庫版は新装版だが、あらたに一人息子の山口正介さんの解説が付いた。この解説も読ませるもので、冒頭に紹介されている父山口瞳の信条(生き方と言い換えてもいい)の一つに、「折り畳み傘を持たない」というものがあったという指摘にはハッとさせられた。

書評とは、読み手その本に興味を抱かせる私的宣伝文だと思っている。
人には、関心のツボがある。そのツボを押すための手練手管があらゆるジャンルのレヴューだと思う。ま、ツボが千差万別であるから、無意味な定義という向きもあるが。。。
というわけで、山口瞳「旦那の意見」(中公文庫)に興味津々。