○酒と赤ちゃん

正月休みも本日まで。
弟夫婦のとこの1歳になる赤ん坊をデジカメで撮っては、酒を飲み、また赤ん坊を撮る。で、データをフジの店でプリントしてもらって弟夫婦にプレゼントしたり、酒を飲むというような、総じて酒と赤ん坊の正月だった。

俺は赤ん坊を撮るためにデジカメを買ったわけじゃないぞ、沖縄の青い空や散漫やるかたない風景を撮りたいのだ、と心のなかで叫んでみる。
しかし、赤ん坊の愛らしさの前には、私は自動的にシャッターを押してしまうのだ。
叔父の私ですら赤ん坊中心に行動が制約されてしまうのだから、弟夫婦のご苦労も半端ではないのだろう。
赤ん坊とは、いったい全体なんなんだ。
彼はわがままを言っているわけではない。
ただ在るだけで、その存在感は重厚であり、我々周囲の人間は彼のご機嫌を伺いの身分に凋落するしか身の施しようがないという状態だ。
ま、俺もその昔赤ん坊だったわけだが。

それにしても、親父があんなに孫馬鹿だったとは。