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○買った古本
◇村上元三著「六本木随筆」
( ISBN:412200716X )
○買わなかった古本
◇池島信平著「歴史好き」
(中公文庫 ISBN:4122010519)
◇桂文楽著「あばらかべっそん」
(旺文社文庫 ISBN: 4010612959 )
アマゾンの方が安いぞ。
ま、ちくま版は新刊本屋で買えるけどね。
(筑摩書房 /ちくま文庫 ISBN:4480026126)
村上元三は時代ものを書いていた作家。
六本木に住んでいたから、「六本木随筆」。
赤坂や青山、四谷、溜池など東京の地名についての由来や筆者の思い出を綴ったもの中心に編まれたエッセー集。時代小説の作家と聞くと、なぜか豪傑風をイメージしてしまうが、文章から受ける村上の印象は飄々とした感じ。
往年の中公文庫はその作家のあえて得意技でなく、余芸を収録する癖がある。
「六本木随筆」は典型的なそれ。