[読書][Web]

○反マスコミの犬儒派は突然浪速節を謡ったりするか。

岩波書店の雑誌『世界』11月号に掲載された北田暁大の「嗤う日本のナショナリズム─『2ちゃんねる』にみるアイロニズムロマン主義」がネットで話題沸騰中。

http://artifact-jp.com/mt/archives/200310/kitada.html


で、読んでみた。
2ちゃんねらーの「マスコミを愛するがゆえに嘲笑する」メディアリタラシーの態度は、巨大な内輪空間を
提供してく、80年代的テレビ文化が用意したって分析のもとに、彼等の「祭り」が容易にプロジェクトX風なロマンチックな幻想に”回帰”しかねない危うさを指摘って感じ。

北田氏が分析する2ちゃんねらーのメディアリタラシーのおけるスタイルは、モーオタにも適用できるんじゃないかと思った。
80年代の素人アイドル集団、おニャン子クラブは当然のように全員卒業した。そして、同窓会コンサートに愚直にとりくんだ。
対して、モーニング娘の”卒業”、それはリストラの一貫だ。
おばさんになった辻ちゃんが、モー娘同窓会ライブでハジけまくる的な私の妄想は、杞憂なのかもしれない。
わたしが還暦を迎える20数年後にも、モー娘は在り続けるのかも。