○気になる書店イベント

保坂和志小島信夫
『小説の自由』(新潮社) 刊行記念 特別対談
http://www.aoyamabc.co.jp/events.html#ao20050709_1


大森望×柳下毅一郎トークショー
http://www.books-sanseido.com/event/2005/06/post_da41.html
7月1日(金) 18:00〜 (17:30開場)
三省堂神田本店


大森望×稲葉振一郎トークショー
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20050612#1118551480
大森望『現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995』(太田出版)発刊記念トークセッション7月23日(土)18時頃(仮) ジュンク堂書店池袋本店

大森望の本がプロモーション対象になるなんて、時代も変わったよねぇ。

○行きたくなる書店

パン屋のないベイカーストリートにて
http://blog.livedoor.jp/jigokuan/

吉祥寺のミステリー専門書店「TRICK+TRAP」の臨時店員日記ブログ。
半信半疑だったのが、5月22日あたりを読むと、臨時店員さんはやはりあの戸川安宣氏のようだ。
その5月22日の記述より引用。
http://blog.livedoor.jp/jigokuan/archives/22793747.html#comments

 一つだけお話しすると、現代のミステリ界を支えているのは、女性の力が大だ、ということでした。お客さんの6割強は女性です。その方々はクリスティやコーンウェル、宮部みゆき恩田陸……等々の女性作家を好む方が多いのはもちろんですが、有栖川さんが大好きと言ってDVDを大切そうに抱えて帰るお嬢さんや、スタージョンが好きでクイーンの「盤面の敵」まで買いに来る主婦の方、もう読むものがなくなったと嘆きながらジム・フジッリの「NYPI」を取り寄せて頂戴、と注文されたおばあさん。あるいはバリ・ウッドが好きだけど「殺したくないのに」だけどうしても手にはいない、と言って船橋から探しに来られる方まで、いやびっくりするくらい幅広いのです。

戸川さんの謙虚な姿勢と読者を観察する編集射的冷静な視線がよく窺える。というか、戸川さん、とても楽しそう。
ネットで簡単に本が買える時代、地べたの書店が生き残るには、専門化し品揃えで勝負というだけでは甚だ心許ない状況だ。店には来て貰ってなんぼという側面がある。とどのつまり足を運びたくなる<仕掛け>が必要。
簡単にいうとサロン的な役割が鍵になると考える。変な意味でなく、読者と筆者を繋げる情報交換の場のようなもの。
そういった文脈において、第一線を退いた編集者と地べた書店の連携は今後なかなかの可能性を秘めてるかもしれない。


参照
ミステリ書店 - TRICK+TRAP
http://www3.to/trick-trap